基礎
ポーカー戦略用語集:GTO・レンジ・c-betなど
このガイドとGTO トレーナーで使っている用語を、意味の近いものごとにまとめました。記事を読んでいて分からない言葉が出てきたら、ここに戻って確認してください。
ポジションとゲームの形式
- 6-maxsix-max
- 1つのテーブルに最大6人が座る形式。オンラインのキャッシュゲームで最も一般的です。9人のフルリングに比べて1人あたりの参加ハンドが広くなります。
- UTG・MP・CO・BTN・SB・BB
- 6-max の席の呼び方。プリフロップで最初に行動するのが UTG(アンダー・ザ・ガン)、続いて MP(ミドルポジション)、CO(カットオフ)、BTN(ボタン)、SB(スモールブラインド)、BB(ビッグブラインド)の順です。フロップ以降は SB から順に行動するため、BTN が最も有利な席になります。
- 100BB / 有効スタックeffective stack
- 手持ちのチップ量をビッグブラインドの何倍かで表したもの。2人のうち少ない方のスタックが実際に賭けられる上限になり、これを有効スタックと呼びます。このガイドの解はすべて 100BB スタートです。
- IP / OOPin position / out of position
- フロップ以降に後から行動できる側が IP、先に行動しなければならない側が OOP です。後から行動できる側は相手の行動を見てから決められるため有利です。BB はほとんどの場合 OOP になりますが、SB と対戦するときだけ IP になります。
プリフロップの用語
- オープン / RFIraise first in
- 自分より前の全員がフォールドしたところで、最初にレイズして参加すること。このガイドでは BTN までが 2.5bb、SB が 3.0bb のオープンです。
- 3ベット
- オープンに対してさらにレイズすること。ブラインドのベットを1回目、オープンを2回目と数えるので「3ベット」と呼びます。
- SRPsingle raised pot
- プリフロップのレイズが1回だけ(オープンとコール)でフロップに進んだポット。このガイドのフロップ解はすべて SRP です。
- プリフロップレイザー(PFR)
- プリフロップで最後にレイズしたプレイヤー。SRP ではオープンした人がこれにあたります。
- レンジ
- ある局面でそのプレイヤーが持っている可能性のあるハンドの集まり。ポーカーでは相手のハンドを1つに決めつけず、レンジとして考えます。
- コンボcombo
- 具体的な2枚の組み合わせ。AA は6通り、AKs(スーテッド)は4通り、AKo(オフスート)は12通りあり、全部で1,326通りです。レンジの広さはコンボ数で数えるのが正確です。
- 13×13 レンジ表
- 169種類のハンドを並べた表。対角線がペア、右上の三角がスーテッド、左下の三角がオフスートです。このガイドとトレーナーの表も同じ並びです。
フロップ以降の用語
- c-bet(コンティニュエーションベット)
- プリフロップレイザーがフロップで続けてベットすること。このガイドでは、BB がチェックしたあと(SB vs BB では SB が最初に)レイザーがベットする割合を c-bet 頻度としています。
- ドンクベットdonk bet
- プリフロップでコールした OOP のプレイヤーが、レイザーより先にベットすること。少ない行動とされがちですが、ボードによってはソルバーも高い頻度で使います(BBのドンクベットの記事を参照)。
- チェックレイズ
- 一度チェックしてから、相手のベットに対してレイズすること。OOP のプレイヤーが強いハンドやドローで使います。
- ベットサイズ(33% / 75%)
- ポットに対するベット額の割合。ポット 5.5bb で 33% なら約 1.8bb、75% なら約 4.1bb です。
- レンジベット
- レンジのほぼすべてのハンドでベットすること。ペアボードのように、レイザー側が有利で相手の反撃が弱いボードで見られます。
ボードの種類(テクスチャ)
- ハイカード(Aハイ・Q〜Tハイ・ローボード)
- フロップで最も高いカードによる分類。このガイドでは 9 以下のカードだけのフロップをローボードと呼びます。
- ペアボード
- フロップの3枚のうち2枚以上が同じランクのもの(例:Q♦Q♣5♥)。
- モノトーン・ツートーン・レインボー
- フロップのスートの種類。3枚とも同じスートならモノトーン、2種類ならツートーン(フラッシュドローが可能)、3種類ならレインボーです。
- コネクト
- 3枚のランクが近く、ストレートやストレートドローが作りやすいボード。このガイドでは、ペアでない3枚が5ランクの幅に収まるものをコネクトとしています(例:7♣5♦4♦)。
- ドライ / ウェット
- ドローが少なく、ターンやリバーで強さの順位が入れ替わりにくいボードをドライ、ドローが多いボードをウェットと呼びます。
戦略と数字の用語
- EVexpected value
- 期待値。その行動を長く繰り返したときに平均してどれだけ得をするか(bb で表す)。
- EV 損失
- 選んだ行動の EV が、最善の行動の EV よりどれだけ低いか。トレーナーの採点に使っています。
- ポットオッズ / 必要勝率
- コールに払う額と、コールしたあとのポット全体の比率。たとえば 1.5bb を払って 5.5bb のポットを争うなら、勝率が 27.3%(1.5 ÷ 5.5)以上あれば損をしない計算になります。
- MDFminimum defense frequency
- 最低防衛頻度。相手のブラフが常に利益になってしまわないために、最低限守らなければならないレンジの割合。ポットに対して b の割合のベットなら、1 − b ÷(1 + b)で計算します。33% ベットなら約 75.2%、75% ベットなら約 57.1% です。
- レンジアドバンテージ / ナッツアドバンテージ
- そのボードでレンジ全体として強いハンドを多く持っている側にあるのがレンジアドバンテージ、最も強い部類のハンド(ナッツ)を多く持っている側にあるのがナッツアドバンテージです。c-bet の頻度やサイズを決める大きな要因になります。
- exploitability
- ソルバーの解が均衡からどれだけ離れているかを示す値。最も上手に対応された場合の損失をポットに対する割合で表します。
- ブロッカー
- 自分が持っているカードのせいで、相手がそのカードを含むハンドを持つ可能性が減ること。A を持っていれば相手の AA や AK のコンボが減ります。
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